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飯島勲氏:7月2日解散なら自民は自殺行為-インタビュー

小泉純一郎元首相の政務秘書官を 務めた飯島勲氏は25日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューに 応じ、麻生太郎首相の衆院解散戦略について「7月2日解散、8月2日 投開票を狙っているだろうが、論外だ。集団自決で自民党政権は終わ りだ」と述べ、このまま踏み切れば大敗は免れないとの見解を明らかに した。

飯島氏は早期解散を回避すべき理由について「民主党の『政権選 択』という言葉の土俵に乗っており、これを除去しなければいけない。 麻生政権の土俵を作らないといけないのに、我を通して選挙というので はダメだ」と述べ、民主党の掲げる政権交代に対抗できる争点を設定 できていないことを挙げた。

支持率が低迷している麻生内閣の現状について、飯島氏は「いい 政策が結構あるのに、発信の仕方がいけない。政権与党の土俵を国民 に知らせることができれば何ら恐くない」と指摘した。

衆院選の見通しについては選挙区、比例代表含め自民党は130 議席、公明党は23議席が「黙っていても当選できる」状況にあるとし て、これに90議席程度を積み上げて過半数(241議席)を上回る243 議席の獲得は麻生内閣として可能との見解を明らかにした。

9月10日解散、10月総選挙を提唱

飯島氏は1972年から07年まで35年間、衆院議員である小泉氏 の秘書を務めた。2005年の郵政総選挙では当時の二階俊博自民党 総務局長(現経済産業相)らと刺客候補の擁立に奔走し、連立与党の 歴史的勝利に貢献した。現在は松本歯科大学特任教授(特別顧問)、 駒沢女子大学客員教授として選挙・政治について講義を行っている。

解散の時期について飯島氏は、7月28日の通常国会閉幕後、翌 29日にも臨時国会を召集し、衆院議員の任期である9月10日に解散 する「10月総選挙」を提唱。麻生内閣はその間、10年度予算概算要 求の作業を進めるなどして、政策で実績を積み重ねるよう求めた。

自民党の一部にある首相交代を念頭に置いた総裁選の前倒し論に 関しては「選挙に勝つための選択肢としてはあり得ない」と否定的だ。

首相、総裁選前倒しは自民にマイナス

一方、麻生首相は25日午後、日本記者クラブで会見し、総 裁選前倒しについて「自民党のイメージとしては、むしろマイナ スになる」と拒否する姿勢を明確にした。

衆院解散の時期については「きょう、申し上げることはない。 しかし、そう遠くない日だと思う」と述べるにとどめた。

--取材協力:山村敬一Editor: Hitoshi Sugimoto, Keiichi Yamamura

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 広川高史 Takashi Hirokawa +81-3-3201-8641 thirokawa@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net 東京 Bill Austin +81-3-3201-8952 billaustin@bloomberg.net

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