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中国建設銀とサンタンデール、中国農村部向けの合弁を計画-関係者

時価総額で世界2位の銀行、中国 建設銀行は、スペインの銀行最大手サンタンデール銀行と合弁事業を 立ち上げ、中国農村部で銀行業務を展開する計画だ。事情に詳しい関 係者3人が明らかにした。

情報は非公開だとして関係者が匿名を条件に述べたところによれ ば、建設銀はサンタンデール銀とともに、農家や農村部での事業への 融資に特化した機関を最大100設立することを目指す。この合弁事業 への両行の出資比率は明らかではない。

合弁事業が設立されれば、サンタンデールは英銀HSBCホール ディングスや米シティグループに続き中国農村部に進出することにな る。中国人民銀行の推定では、農村部に住む7億人のうち3分の2が 銀行サービスを利用できない状況にある。温家宝首相は農家の収入押 し上げを優先事項に掲げ、2020年までに農村部の所得を倍増させるこ とを目指して融資促進や公共事業への支出拡大に取り組んでいる。

CSCセキュリティーズ香港のアナリスト、リ・キン氏(上海在 勤)は「中国は巨大な未開拓市場で、基本的な銀行サービスも不足し ている」と指摘。「銀行もすぐには利益を出せないかもしれないが、政 府は農村部の状況改善に注力しており、先手を打てばいずれ成果を上 げるだろう」との見方を示した。

人民銀によれば、農村部の信用組合における預金・融資額はここ 5年間、年間約20%と全国平均を上回るペースで増加している。

中国の国有銀行は過去10年間、不良債権が増えるなかで約3万 1000の農村部の支店を閉鎖。これが農村部と都市部の所得格差の拡大 につながっているほか、外国の銀行に事業機会をもたらしている。

建設銀とサンタンデール銀の広報担当者はコメントを控えた。

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