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バンガード創設のボーグル氏:米株式相場は底打ち、景気は安定

運用資産776億ドル(約7兆4600 億円)のバンガード500インデックスファンドを1976年に創設した ジョン・ボーグル氏(80)は24日、米国株は今回の弱気相場で最悪 の時期をすでに乗り越え、同国経済は安定化しつつあるとの見解を示 した。

S&P500種株価指数は昨年38%下落し、年間としては大恐慌以 来最大の下げを記録した。今年3月には12年ぶりの安値を付けたが、 政府の景気対策が効果を上げているとの観測が広がるなか、12日まで に40%上昇し、過去70年間で最も急ピッチの上昇となった。その後、 同指数は5.6%下落しており、ここ3カ月の上昇分が吹き飛ぶと投資 家は懸念している。

ボーグル氏は電話インタビューで、「相場暴落を経験しており、 恐らく今年の安値も付けただろう」とした上で、「衝撃的な相場暴落 から正常な回復を遂げている」と述べた。

またボーグル氏は、政府の対策が米経済のマイナス成長を鈍化さ せるのに寄与すると予測。「今後1年間に景気の緩やかな拡大または 安定が実現する可能性がある」と述べ、「経済で多くの明るいトレン ドが進行しているため、景気は安定化しよう。ただ、力強い回復は予 想していない」と説明した。

さらに同氏は、「米経済は新しい段階に入っているとの感触があ る」と語り、「今後10年間について3%成長ではなく約2%成長を 一段と視野に入れるべきだ」と強調した。

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