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パナソニック社長:成長投資優先、自社株買い見送り-総会

家電世界最大手のパナソニックは25 日、大阪市内で定時株主総会を開いた。大坪文雄社長は冒頭、前期(2009 年3月期)は巨額の最終赤字に転落したことを陳謝。減配や自社株買い を当面見送る代わりに、三洋電機の買収など成長原資の確保を優先する 方針を示し、株主に理解を求めた。

大坪社長は、前期が3790億円の最終赤字になったことなどを報告し、 「株主の期待に沿えず申し訳ない」と述べた。今期(10年3月期)も1950 億円の最終赤字となる見通しのため、年間配当も1株10円と前期の3分 の1に減らすほか、02年3月期から毎年実施してきた自社株買いも当面 見送る。同社長は「成長戦略への原資確保を優先し、他社以上に大きく 業績回復し、成長することで株主の期待に応えたい」とした。

三洋の買収については「最も期待するのはエナジー事業」とし、三 洋が強みとする電池事業との相乗効果をあげていくと説明。三洋への株 式公開買い付け(TOB)の日程に関しては、TOBの前提条件である 各国での独占禁止法の審査を受けている段階と述べた。

今回は昨秋の社名変更後、初の株主総会。午前10時に始まり、株主 からは減配や円高対策、経営方針に関する質問があり、午前11時32分 に終了した。総会には過去最多の3491人(昨年3022人)の株主が出席 した。

同社は今年2月、個人株主の拡大を狙い、売買できる株式の単位(単 元株数)を1000株から100株に引き下げた。例年は市内のホテルが会場 だったが、出席株主の増加を見込み、収容人数の多い大阪城ホールを初 めて使用した。

--共同取材:小笹俊一 Editor:Chiaki Mochizuki,

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 白木 真紀 Maki Shiraki +81-3-3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net ソウル Young-Sam Cho +82-2-3702-1639 ycho2@bloomberg.net

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