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米SEC:MMFの元本割れ阻止目指した規制を提案、一般意見公募へ

米証券取引委員会(SEC)は24 日、マネー・マーケット・ファンド(MMF)を購入した投資家の損失 防止を狙いとするルールを提案した。昨年のリザーブ・プライマリー・ ファンドの元本割れを引き金に米国のMMF業界に大量の解約が殺到し たことを受けた措置。

SECの委員はこの日、MMFにポートフォリオの流動資産比率の 引き上げと保有証券の平均償還期間の短縮を義務付ける計画に関して一 般からの意見を募集する案を賛成5、反対ゼロで可決した。同案はワシ ントンに本拠を置く業界団体、米投資信託協会(ICI)が3月にまと めた勧告に類似した内容。

SECのシャピロ委員長はワシントンで開かれた会合で、「SEC がMMF規制を強化する提案を検討している」と述べ、「これらのファ ンドも証券であるため、損失を免れることはない」と指摘した。

昨年9月に破たんした投資銀行のリーマン・ブラザーズ・ホールデ ィングスが発行した債券に関連した損失で625億ドル規模のリザー ブ・プライマリー・ファンドが清算を余儀なくされて以来、SECはル ールの見直しを検討してきた。同委はMMFの価値が額面割れする確率 を低下させるとともに、米企業にとってより安定した資金調達源になる よう目指している。

MMFは個人や法人に銀行預金の代わりとして利用されており、投 資家は即日の購入・解約が可能。MMFは銀行や企業が発行したコマー シャルペーパー(CP)の最大の買い手の一角で、通常は満期まで397 日以内の確定利付証券だけを保有できる。

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