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短期市場:レポは強含み、四半期末やオペ縮小を警戒-CP発行増加

短期金融市場のレポ(現金担保付 債券貸借)金利は強含み。四半期末決算を意識して資金の出し手が慎 重なうえ、日本銀行が資金供給オペを縮小しているためだ。一般企業 では、コマーシャルペーパー(CP)の発行で賞与資金を手当てする 四半期末の需要も増えている。

25日の東京レポレートは、スポットネクスト物が前日比1.4ベー シスポイント(bp)高い0.136%。市場では0.13-0.14%で取引され ている。四半期末30日の受け渡し分は一段の上昇が見込まれ、国庫短 期証券(TB)3カ月物の0.155%とほぼ並びそうだ。

午前の国債買い現先オペの平均金利は、スポットネクスト物が1 bp上昇の0.132%、1週間物も0.7bp高い0.137%と、強含んだ。午 後のCP買い現先オペ(期日7月13日)の平均金利も前回(期日7月 23日)より2bp高い0.144%になった。

3カ月物のTBやCPは低位安定しており、資金余剰感は依然と して強いが、四半期末が意識され、足元で資金の動きが鈍っている。 国内大手金融機関のレポ担当者は、24日午後から運用側が減っており、 日銀のオペ縮小も意識されているという。

22日以降、供給しぼる

日銀は2日連続で共通担保資金供給オペの実施を見送った。前週 は手厚い供給を継続していたが、22日の国債決済日を乗り越えたこと で余剰感が強まり、銀行による準備預金の積み上げも進んだため、全 体の資金供給額をしぼっている。

レポ市場の流動性を補う国債買い現先オペは、前日から1日の供 給額を2.3兆円と、昨年11月以来の水準まで縮小されている。このた め、低位安定していたレポ金利に動きが出てきた。

国内証券のトレーダーは、国債増発を控えてレポ金利の振れは好 ましくないという。また、一般企業も四半期末をまたぐ期間の短いC P発行が増えており、レポ上昇の影響を受けそうだ。

リスク運用を手控え

東短リサーチの関弘研究員によると、「四半期末は投資家がCPの 購入に慎重になる一方、発行増加で需給は緩む」という。

この日の発行市場では、a-1格付けの不動産会社が2、3カ月 物のCPを0.155%で発行する一方、1カ月物は0.165%で決まり、期 間が短い銘柄ほど高くなっている。

無担保コールでは、期末・期初物(30日-7月1日)が0.135-

0.14%で推移。短資会社によると、7月スタートの取引は運用希望が 多いが、期末越えはリスク資産の運用を手控える傾向から取引が成立 しづらいという。

TB0.155%、CP0.15%

新発TB3カ月物35回債は前日比0.5bp低下の0.155%まで買わ れ、2006年4月以来の低水準を記録した前日の入札から一段と低下。 同じ9月償還の29回債も0.155%、8月償還銘柄は0.15%でも売りが 出づらく、業者の在庫が不足していた。

国内証券のトレーダーによると、TBは利回り水準の低さから業 者も在庫を圧縮しているが、投資家の買いが根強いため、取引すると 利回りが一段と低くなるという。前日まで長期債利回りが急速に低下 し、利益確定売りが出やすくなったことで、TBへの資金待機も簡単 には解消しないとみていた。

一方、CP市場では、最上位格付けa-1プラスの電力会社が5 カ月物を0.165%で発行した。同格付けの化学メーカーの3カ月物は

0.15%で成立しており、長めのターム(期日)物の金利は横ばいだっ た。

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