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資源関連株の調整色強まる、世銀が成長予想下方修正-需要期待後退

国際石油開発帝石や三菱商事、 住友金属鉱山など資源関連株が軒並み下落。世界銀行が世界の経済成 長予想を下方修正したことを受け、原油などの需要期待が後退。前日 の海外商品相場が大幅安となったため、売りに押されている。

東証1部市場の値下がり率上位を見ると、AOCホールディング スが前日比8%安の843円、石油資源開発が同7.2%安の4750円、 新日鉱ホールディングス、大阪チタニウムなどが並ぶ。東証業種別 33指数の値下がり率上位には、鉱業や石油・石炭製品、卸売、非鉄 金属が入る。6月中旬に付けた直近高値からこの日午前終値までの下 落率を見ると、鉱業が13%、石油・石炭製品と卸売が11.7%、非鉄 金属が11.1%。

世界銀行は22日、今年の世界の経済成長予想をマイナス2.9% と、3月時点のマイナス1.7%から下方修正した。報告書は「世界経 済は2009年7-12月(下期)に再びプラス成長を始めると予想さ れるが、その回復ペースは通常よりも大幅に抑制されるだろう」とし ている。

原油相場は25日線下回る

この報告を受けて景気の早期回復期待が後退し、エネルギー消費 が引き続き抑制されるとの懸念が強まっている。22日のニューヨー ク原油先物相場は一時4.7%安の66.25ドルまで下げ、4月30日以 来、約2カ月ぶりに投資家の中期的な平均売買コストである25日移 動平均線を下回った。6月中旬には昨年11月以来、約7カ月ぶりに 70ドル台を回復していた。

原油以外の商品相場も軒並み下落。ニューヨーク金先物相場は一 時5月19日以来の安値を付け、銅先物相場は4カ月で最大の値下が りとなった。世界銀行の成長予想の下方修正は前日の東京株式市場の 取引時間中に伝わっていたが、前日は反応しなかった。このため、 「それだけ景気に対して自信が持てないのかもしれない」と、東洋証 券情報部の大塚竜太部長はみている。

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