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ヴァーレなど鉱山業界再編の動き再燃か-エクストラータの合併提案で

スイスの資源大手、エクストラ ータが英アングロ・アメリカンに合併案を提示したことにより、業界 再編の動きに拍車が掛かり、ブラジルのヴァーレも再びM&A(企業 の合併・買収)に関心を強める可能性がある。ヴァーレは1年余り前 に、エクストラータ買収に向けた交渉を打ち切っている。

エクストラータは、アフリカや中南米、オーストラリアの石炭や 銅、亜鉛鉱山事業の統合を目指し、アングロに対し224億ポンド(約 3兆5000億円)規模の「対等合併」を提案。アングロは22日、この 提案を拒否した。INGグループ(ロンドン)のアナリスト、ニッ ク・ハッチ氏と野村証券のポール・クリフ氏は、今回のエクストラー タの提案を受け、ヴァーレが業界再編の動きに加わる可能性があると の見方を示す。

クリフ氏はロンドンでの電話インタビューで「ヴァーレにとって は、アングロよりエクストラータの方が相手企業として妥当だ」と指 摘。「エクストラータは以前、買収する側としても、される側として も、M&Aへの参加を望む意向を示していた。エクストラータは実際 に動きに出ている」と語る。

ブルームバーグ・データによると、エクストラータによる提案は 今年に入って欧州で発表された中で最大規模。商品需要が回復するな か鉱山各社は資源へのアクセス確保を争っており、今回の提案により 鉱山業界の再編が加速する可能性がある。

ヴァーレは昨年7月に株式発行増資を行い、184億レアル(約 8800億円)を調達した。同社のロジェール・アニェリ最高経営責任者 (CEO)はこの資金を買収や既存事業の増強に充てる方針を示した。

ヴァーレの広報担当者(リオデジャネイロ在勤)は、同社がアン グロかエクストラータへの打診を検討しているかどうかの問いに対し、 「市場の憶測に関してはコメントしない」と匿名で語った。エクスト ラータの広報担当者、クレア・ディバー氏(ロンドン在勤)とアング ロの広報担当者、ジェームズ・ワイアットティルビー氏はともにコメ ントを控えた。

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