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世界経済の今年のマイナス成長予想を下方修正-世銀報告書

世界銀行は22日公表した報告 書で、今年の世界の経済成長予想をマイナス2.9%とし、3月時点の

1.7%のマイナス成長から下方修正した。また、発展途上国からの資 本の逃避が、貧困層と失業者を増加させるだろうと注意を喚起した。

世銀は、来年の世界の成長率はプラス2%になると予想した。3 月時点では2.3%成長を予測していた。

報告書は、世界的な景気回復は年内に始まる可能性があるものの、 貧困国がその恩恵を受けるのは富裕国より遅れるとしている。世銀は、 回復を早めるために「大胆な」政策行動を呼び掛ける一方、最貧国のた めの支援が集まる見通しは「暗い」と指摘した。

報告書は、「世界経済は2009年7-12月(下期)に再びプラス成 長を始めると予想されるが、その回復ペースは通常よりも大幅に抑制さ れるだろう」と説明。「発展途上国では失業は増加し、貧困が拡大する 見通しで、これに伴い世界の貧困国の状況は大幅に悪化する」と分析し た。

世銀は、途上国に流入する資本の減少に関する懸念を表明。今年 の資本フローは3630億ドルに縮小し、07年に記録したピークの1 兆2000億ドルを大幅に下回る見込みだ。

今年の途上国はプラス1.2%成長

報告書は資本フローの縮小を背景に、途上国の今年の成長率をプ ラス1.2%と、3月時点のプラス2.1%から下方修正した。

今年の米成長率はマイナス3%と、3月時点のマイナス2.4%から 引き下げた。日本については今年、6.8%のマイナス成長と、同マイナ ス5.3%から下方修正。ユーロ圏は同マイナス2.7%から、マイナス

4.5%に下げた。

世銀の予想は国際通貨基金(IMF)よりも悲観的だった。IM Fは今年の世界成長をマイナス1.3%、来年はプラス2.4%と予想し ている。

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