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井関農株が52週高値、排出ガス新規制に向け三菱重と提携

農業機械大手の井関農機の株価が急 反発。前週末比9.5%高の358円まで買われ、52週高値を更新した。農 機向けのディーゼルエンジン事業で三菱重工業と提携することが前週末 に明らかになり、コストを抑制しながら海外で拡販が見込まれるとして 買いが入った。

株価は午前中は19日に付けた52週高値の353円を上抜けずにこう 着していたが、午後の取引で同高値を上抜けるとじりじりと上値を試す 展開となり、2008年6月10日以来、約1年ぶりの高水準に回復した。

井関農と三菱重が今回基本合意した背景には、2012年から日米欧で 新排ガス規定が順次施行されることがある。従来より規制が厳しくなる ため、エンジンの開発などで協力、生産などを分担する。基本設計や開 発は三菱重が主導、小型機種の生産を井関農の製造子会社が引き受け、 中型機種は三菱重の相模原工場で生産する予定。

コスモ証券投資調査部の西川裕康シニアアナリストは、「海外に強 い三菱重からディーゼルエンジンの供給を受けて農機をつくるという話 で面白い。農地法の改正や食料自給率の向上など、同社を取り巻く大き な事業環境の好転が進むなかでの1つの好材料として、注目を集めたの だろう」と話した。

同社株の年初来上昇率は、この日の高値時点で30%。TOPIX機 械指数の20%やTOPIXの7.4%を大きくアウトパフォームしている。 08年の高値は387円(6月4日)。

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