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東電、大ガス:エクソンのプロジェクトからLNG購入交渉

東京電力と大阪ガスは、米石油最 大手エクソンモービルが運営主体のパプアニューギニア(PNG)液 化天然ガス(LNG)プロジェクトからLNGを購入する方向で交渉 している。中国など新興国との資源獲得競争が激しくなるなか、国内 の電力・ガス大手が長期契約を通してLNGの安定供給確保に動いて いる。

東電広報担当の岸野真之氏と大ガス広報担当の絹川徹氏が22日 明らかにした。岸野氏は「具体的な内容などは協議中のため、明らか にできない」と話している。絹川氏も詳細についてはコメントできな いと述べた。

同プロジェクトからのLNG購入については、中国石油化工(S inopec)の王天普社長が5月に、年間200万トンを調達する計 画があることを明らかにしている。

日本は世界最大のLNG輸入国で、2008年度には7145万トンを 輸入した。東電は08年度に2006万トンを調達し、日本全体の約3割 を占める大口需要家。同社は主に、マレーシアから年間最大480万ト ンを輸入、アラブ首長国連邦から年間430万トン、ブルネイから同403 万トンを長期契約で購入している。そのうち、ブルネイとの長期契約 が13年3月に終了予定であることから、新しい供給先を探していた。

大阪ガスは08年度に741万トンのLNGを調達している。ブルネ イからは年間74万トン購入しており、長期契約が13年3月に終了す る予定。

三菱総合研究所環境・エネルギー研究本部の早稲田聡主席研究員 は、日本のLNG需要が大幅に増えることはないとの見方を示しなが らも、「中国は資源外交を展開して資源確保に取り組んでいる。日本も 安穏とはしていられない。安定的に供給を確保することは重要だ」と 指摘した。

エクソンモービルのPNGプロジェクトは、13年か14年の稼働 を予定している。年間630万トンのLNGを生産する計画で、総事業 費は125億ドル(約1兆2000億円)。エクソン以外では、オイルサー チ、サントス、新日本石油が権益を保有している。

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