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三菱重、商事:豪州の低炭素型石炭火力発電所建設に参画

三菱重工業と三菱商事は22日、豪 州ゼロジェン社と二酸化炭素(CO2)の排出量が少なく、貯留機能も 備えた次世代型石炭火力発電所の建設プロジェクトに参画することで 合意し、その一環として事業化調査を受注したと発表した。総事業費 は43億豪ドル(約3300億円)の見通し。

事業化調査を行うのは、「CO2回収・貯蔵(CCS)」の機能を 備えた「石炭ガス化複合発電(IGCC)」と呼ばれる技術を採用した 発電所で、石炭をガスに変えてから燃焼させることで燃焼効率を高め CO2の排出量削減が可能となっている。

同プロジェクトの発電所の出力は53万キロワットで、CCS機能 を持つ商業レベルのIGCCの建設は世界で初めてという。運転開始 は2015年を目指している。

三菱重工取締役の福江一郎氏は会見で、CO2の回収・貯蔵のト ータルな技術を持っているのは世界でも三菱重だけで、競争力を持っ ていると述べた。

福江氏によると、世界で15年以降に10件程度の同様のプラント 建設の計画があり、同社で半分程度を受注できるとの見通しを示した。

三菱重は、電力10社が勿来発電所(福島県いわき市)で行ってい るIGCC実証試験に、従来型と比べてCO2の排出量が15%少ない 実証機(出力25万キロワット)を納入しており、07年から実用化に 向けた運転試験が行われている。

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