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米国株(19日):続伸、銀行やハイテクに買い-ダウ小幅安

米株式市場ではS&P500種株価 指数が続伸。JPモルガン・チェースなどの銀行株に加え、マイクロ ソフトやアップルなどハイテク株を中心に買いが入った。一時はエネ ルギー株につれて下げる場面もあった。

JPモルガンは公的資金の返済コストは一部のアナリスト予想よ りも低いとの見解を示した。ゴールドマン・サックス・グループが 「コンビクション・バイ(強い買い推奨)リスト」に加えたマイクロ ソフトは上昇。アップルも高い。音楽プレーヤー付き携帯電話「iP hone(アイフォーン)」の新型モデル発売が好感された。一方、 原油や金属相場の下落を背景に商品関連株は下げた。

S&P500種株価指数は前日比0.3%高の921.23。一時は0.3%下 げる場面もあった。週間では2.6%安と、1カ月ぶりの下げ。ダウ工業 株30種平均は15.87ドル(0.2%)安の8539.73ドルで終えた。

ジョンソン・イリントン(ニューヨーク州オールバニ)のヒュ ー・ジョンソン会長はブルームバーグラジオとのインタビューで、今 の市場は「明らかに強気相場の初期段階にある」と指摘。「最近の経 済指標は経済が恐らく第3四半期に成長を再開することを明確に示唆 している」と述べた。

S&P500種は3月9日に付けた12年ぶりの安値から36%戻して いるものの、今週は週間ベースで下落した。ニューヨーク連銀製造業 景況指数が予想を下回ったほか、スタンダード・アンド・プアーズ (S&P)が米銀18行の格付けを引き下げたことが悪材料。

国際通貨基金(IMF)が7月に発表する世界経済見通しは、世 界経済の悪化度合いが和らいでいる兆候を反映し「若干上方修正」さ れる見込みだ。IMFのリプスキー筆頭副専務理事が19日、明らかに した。

S&P500種の金融株指数は1.7%高と、全10セクターで最も上 昇した。JPモルガンは2.4%高。規制当局への提出文書で、政府に売 却した優先株の減価償却に絡み11億ドルの一時費用を計上することを 明らかにした。ロッチデール・セキュリティーズのアナリスト、リチ ャード・ボーブ氏が16日に示していた予想は14億8000万ドルだった。

ハイテク株

S&P500種の情報技術(IT)株指数は1.2%上昇。マイクロソ フトは2.4%高と、ダウ平均の構成銘柄では上昇率2位。ゴールドマン はマイクロソフトについて売上高の増加に伴い、純利益は予想を上回 る可能性があると指摘した。

アップルは2.7%高。この日発売の新型アイフォーンへの予約が好 調だったことが明らかになった。

無償配布の基本ソフト(OS)「Linux(リナックス)」商 品の米国販売で2位のノベルは10%高。JPモルガンのアナリストは デーナ・ラッセル最高財務責任者(CFO)を訪問後、同社が身売り を望んでいる可能性があるとの見解を示した。

エネルギー株

エクソンとシェブロンは原油とガソリンの下落につれて下げた。 製油所が生産を高めるにつれ、ガソリンの在庫が増加するとの思惑が 背景。

S&P500種のエネルギー株指数は0.9%安。原油相場は2.55%安 のバレル当たり69.55ドルで取引を終了した。エネルギー株指数は一 時0.8%高になる場面もあった。

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