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新たなEU金融監督制度、各国の権限侵害せず-英が言質取り付け

【記者:Robert Hutton and James G. Neuger】

6月19日(ブルームバーグ):英国は18日から始まった欧州連合 (EU)首脳会議で、現在提案されているEUの新たな金融サービス監 督機関が各国当局の権限を侵害することはないとの言質を各国首脳から 取り付けた。EU当局者が匿名を条件に語った。

EU当局者は記者団に対し、首脳会議がEUの監督制度について、 「いかなる形でも加盟国の財政上の責務を侵害すべきではない」とい う9日の財務相会合の合意を追認したと述べた。

首脳会議出席のためブリュッセル入りしたブラウン英首相は18 日、欧州の金融センター、シティー(ロンドン金融街)に集中する内 外600余りの金融機関を唯一監督する英当局の権限を守る考えを強調。 「監督上の決定が納税者に影響を与える場合、その決定を行う権限は 関係する国内当局が持つべきだ」と訴えていた。

欧州委員会が提案するEU全体の一元的な金融監督制度構想につ いて、バローゾ委員長は「われわれの提案をめぐる非常に高度な意見 の収斂(しゅうれん)」があるとしながらも、「正式な決定」はまだ行 われていないと発言した。一方、EUの現議長国チェコのフィッシャー 首相は、システミックリスクを監視する評議会をEU内に発足させるべ きだという考えで各国首脳が一致したことを明らかにした。

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