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マルキール教授:中国の消費ブームに賭ける-関連の欧米企業に投資

昨年の中国株下落を正確に予想し た米プリンストン大学のバートン・マルキール教授は今、欧米の消費 財に対する中国の需要増大から恩恵を受ける企業に投資している。

同教授のファンド管理会社アルファシェアーズのポートフォリオ マネジャー、ジョナサン・マッセ氏によると、同社は外食店チェーン の「タコ・ベル」や「KFC」を傘下に持つ米ヤム・ブランズや、高 級ブランド品最大手の仏モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)、 カジノ会社の米ラスベガス・サンズの株式を購入した。

アルファシェアーズは、マルキール教授が昨年、中国株投資に関 する著書を出版した後に設立した会社で、約1億5000万ドル(約145 億円)の運用資産を持つ。立ち上げた上場投資信託(ETF)2本は、 ともに年初来47%余り上昇している。

マッセ氏は電話インタビューで「中国の消費者に賭けている」と 指摘。「われわれは、中国の人々がより質の高い生活を望み、それが消 費ブームを起こすと予想している」と述べた。

同氏はヤム・ブランズを選好する理由について、同社が売り上げ の3分の1を中国で稼いでいるためと説明する。同氏は中国は今年、 政府目標通り8%成長を実現するとみており、ヤムの業績見通しもそ れによって引き上げられると話す。同社の1-3月(第1四半期)の 売上高は前年同期比8.1%減だったが、中国での売り上げに限ると同 2%増加した。

中国政府は輸出急減の影響を緩和するため、4兆元(約57兆円) 規模の景気刺激策を打ち出し、内需のてこ入れを進めている。

マルキール教授は電話インタビューで「われわれは小型株を好む。 それがより消費者指向だからだ」とした上で、「中国は輸出国から消費 志向の国に移行しつつある」と語った。

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