コンテンツにスキップする

中国サンテックなど太陽光企業:米グリーンエネルギー政策に熱い視線

ロジャー・エファード氏は 2006年当時、中国のサンテック・パワー・ホールディングスの米国 勤務のたった1人の従業員だった。メリーランド州の自宅の地下室で 携帯電話やノート型パソコンを使って業務をこなしていた。

世界最大の太陽光発電モジュールメーカーであるサンテックは 現在、サンフランシスコにある米国本部で50人の従業員を擁し、米 国の年間売上高は約1億4000万ドルに増加。製造業務を米国に一部移 転するためプラントの候補地を探している。

米政府は代替エネルギー事業に補助金を支出し、石油輸入への 依存度を低下させ地球温暖化の抑制にも取り組む姿勢を示している。 サンテックの米国での成長は、米国外を拠点とする代替エネルギー企 業が米国を有望な市場と見ていることを反映している。

現在、サンテック・アメリカの社長であるエファード氏はイン タビューで「世界の再生可能エネルギー業界の大半の企業は、米国が 向こう3年以内に太陽光発電関連事業の世界最大の市場になると考え ている」と語った。

オバマ米大統領は、風力や太陽光などの代替エネルギー業界の 成長が「グリーンジョブ」と呼ばれる環境関連の雇用を創出し、景気 回復につながると期待している。同大統領は2025年までに米国の電 力の25%を代替可能エネルギー源で賄う目標を掲げている。

業界幹部や米太陽エネルギー工業会によると、米国のエネルギ ー源のうち風力が占める割合は2%未満、太陽光は1%未満にとどま る。

「10億ドル規模の投資」

世界最大の風力タービンメーカー、デンマークのベスタス・ウイ ンド・システムズのシニアバイスプレジデント、ロビー・ロバーツ 氏によると、風力発電がエネルギー供給に占める割合はデンマークで 20%、ドイツで7%、スペインでは12%となっている。

ロバーツ氏はインタビューで「米国はこれまで長期的なエネル ギー政策を策定していなかった」と指摘。ベスタスは、米国が今後、 風力エネルギーの分野で世界のけん引役になるとみて「10億ドル規 模の投資」を検討していることを明らかにした。向こう2年間に米国 で10億ドルの設備投資を計画している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE