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頼みの綱は全米オープンのタイガー・ウッズ-名誉挽回目指すゴルフ界

全米ゴルフ協会(USG A)には、公的資金を活用する政府の景気対策に負けない秘策があ る。タイガー・ウッズだ。

USGAのビジネス担当責任者、ピート・ベバックア氏は、 ウッズが「われわれにとっての公的資金」と話す。18日に米ニュ ーヨーク州ファーミングデールのベスページ・ステートパーク・ブ ラックコースで開幕する全米オープン選手権の場でインタビューに 応じた。

ゴルフは不謹慎な行為の象徴になってしまった。米金融安定 化策の一環で公的資金を受け入れた金融機関に厳しい米議員によっ てやり玉に挙げられたからだ。こうした金融機関の幹部も納税者の 金をゴルフに使っているとは思われたくなかった。

フランク米下院金融委員長(民主、マサチューセッツ州)は 2月、公的支援を受けたノーザン・トラストがロサンゼルス郊外で ゴルフのPGAツアーを開催中に従業員や顧客を接待したとの報道 を受け、他の17人の議員とともに「失望と怒り」を表明する書簡 を同社のフレデリック・ウォッデル最高経営責任者(CEO)に送 った。

ギルフォード・セキュリティーズでゴルフ産業を担当するケ ーシー・アレクサンダー氏は「これまでの展開の結果、ゴルフツア ーのスポンサーになることは悪い事というのが一般の認識になって しまった」と指摘する。

こうした状況に対して、全米オープンで3回優勝のウッズな ら、大勢のファンを引き寄せ、ゴルフ界を助けてくれるはずだとベ バックア氏は期待している。ウッズが出場するだけで、テレビの視 聴率は最大50%上がる。

全米オープンは7年前のベスページでの開催で、当時として は過去最高の年間収入9260万ドルをUSGAにもたらした。しか し今回は、4万2500枚の1日入場券が1986年以来初めて事前完 売できなかった。4日間分の本番チケットは14日に売り切れたが、 練習ラウンド用は週内、入手可能だ。ベバックア氏はチケット売り 上げでの企業支援不足を理由に挙げた。接待用のテントスペースも 売れたのは50を下回り、売れても誰が利用しているのか分からな いようになっている。

ベバックア氏は「誰もがここにいるのを見られたくないと思 っている」と語り、利用する企業も「注目を集めたり、露出したり することを好んでいない」と述べた。

少なくとも今週は、ウッズが注目の的となることを恐れてい ないことが救いだ。ベバックア氏は「ウッズがいないゴルフでは、 影響力が本当に変わってくるだろう。彼がいかに重要かを測ること は不可能だ。われわれにとっては、マイケル・ジョーダンとトム・ ブレーディ、シドニー・クロスビーの3選手を合わせたような存在 だ」と語った。

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