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米銀株が下落、S&Pがウェルズ・ファーゴなど18行格下げで

17日の米国株式市場で、銀行株 が軒並み下落した。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S &P)が規制の厳格化と市場のボラティリティーの高まりを理由に挙 げ、ウェルズ・ファーゴ、キャピタル・ワン・ファイナンシャル、キ ーコープなど計18行の信用格付けを引き下げたことが背景にある。キ ーコープ株は7.8%値下がりした。

カロライナ・ファーストバンク、シチズンズ・リパブリック・ バンコープ、ハンティントン・バンクシェアーズ、シノバス・ファイ ナンシャル、ホイットニー・ホールディングの格付けは投資不適格と されるジャンク級(投機的格付け)となった。S&Pでは「BBB-」 を下回る格付けが、高リスク・高利回りのいわゆるジャンク債と位置 付けられる。

S&Pの信用アナリスト、ロドリゴ・クインタニーラ氏は発表資 料で、「金融機関は現在、市場の新たな現実に対応し、バランスシー トのリスクを減らすとともに資金調達の在り方と戦略を修正しつつあ る」とした上で、「そのような転換期にあることは格下げの正当な理 由になる」と説明した。

世界の大手金融機関は米経済が住宅不況とリセッション(景気後 退)に見舞われるなか、2007年以降で1兆4000億ドル(約134兆円) 余りの評価損・信用損失を計上した。

24行からなるKBW銀行株指数はニューヨーク時間午後4時2 分(日本時間18日午前5時2分)現在、前日比3.3%下落し、年初か らの下落率は20%となった。

BB&Tやリージョンズ・ファイナンシャル、USバンコープも この日、格下げされた。S&Pは18日に今回の格付け変更について電 話会議を予定している。

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