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宇部興株が急反発、原料市況回復と採算改善期待-UBS証は格上げ

化学品大手の宇部興産の株価が一時、 前日比5.6%高の247円と急反発。ナイロン原料の「カプロラクタム」 の市況が回復、化成品樹脂事業の採算改善が期待されている。UBS証 券が16日付で同社株の投資判断を「中立」から「買い」に引き上げたこ とも重なり、上げに拍車がかかった。

UBS証券は16日、宇部興株の目標株価を従来の190円から320 円に引き上げ、投資判断を1段階上げた。担当アナリストの村松高明氏 は格上げの背景として、①足元でカプロラクタム市況の回復とスプレッ ド改善が進展している、②同社の利益の約20%を占めるLib材料(リ チウムイオン電池の電解液やセパレーターなど)と承認見込みの抗血栓 治療薬「プラスグレル」による成長のけん引、③相対的な割高感の消失、 の3点を挙げている。

特にカプロラクタム市況について、村松氏は「09-10年までは目立 った増強はなく、需給バランスは良好に推移」すると予想、需給の最悪 期は今年1-3月期で、市況の底は打ったとみている。これを受けて、 UBS証はカプロラクタムのスプレッドの前提を従来の1トンあたり 1000ドルから同1050ドルに修正し、化成品樹脂事業の採算改善を想定、 宇部興の今期営業利益予想を260億円に従来より60億円上方修正した。

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