コンテンツにスキップする

米国株:続落、小売株や商品関連株に売り-ダウ107ドル安

米株式相場は続落。S&P500種 株価指数は2日間の下げとしては4月以来で最大となった。家電量販 店ベスト・バイの決算が失望を誘ったほか、景気回復の歩みが止まる との懸念から商品関連株が下げた。

15%の減益になったベスト・バイは7.3%安。フリーポート・マク モラン・カッパー・アンド・ゴールドとオクシデンタル・ペトロリア ムも大幅安となった。原油相場が一時3%高となっていたが、上昇分 を失い、銅相場が下げたことも売りを誘った。AT&Tは1.7%安。バ ークレイズによる投資判断引き下げが響いた。

S&P500種株価指数は前日比1.3%安の911.97。ダウ工業株30 種平均は107.46ドル(1.3%)安の8504.67ドルで終えた。

MTBインベストメント・アドバイザーズのチーフ株式トレーダ ー、クラレンス・ウッズ・ジュニア氏は「景気が反転し、再び拡大に 向かうとの思惑はやや尚早だ。最近の上昇は幅もテンポも行き過ぎだ った」と語った。

住宅着工件数が予想を上回り、住宅建設株への買いが先行。金属 相場や原油相場の上昇を受け、商品株も高くなり、主な株価指数は上 昇して始まった。

ロイター通信がニューヨーク大学スターン経営大学院のヌリエ ル・ルービニ教授(経済学)の発言を伝えると、主な株価指数や商品 相場は下げに転じた。同教授は年末まで景気は回復せず、低成長にと どまるとの見通しを示したという。

上昇基調終えんか

モルガン・スタンレーは米国株の上昇が終わった可能性があると 指摘した。同社はS&P500種の年末時点の予想を825から900に引き 上げたものの、新たな予想値も依然、15日の終値を2.6%下回ってい る。ジェイソン・トッド氏らモルガン・スタンレーのストラテジスト は顧客向けリポートで「最近の950突破で上昇局面は終わった可能性 がある」と記述した。

ゴールドマン・サックス・グループのチーフエコノミスト、ジ ム・オニール氏は16日、政府がこれまでの景気対策の巻き戻しに踏み 切るとの懸念から、今後数週間の金融市場で軟調な展開が続く可能性 があると指摘した。

オニール氏はモナコでのインタビューで、「前日始まった市場の 動きが、今後数週間続く調整局面の始まりだとしても驚かない」と語 った。

下落銘柄

ベスト・バイは7.3%安。個人消費の落ち込みで、既存店売上高は

6.2%減少した。サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、 コリン・マクグラナハン氏は2.3%減を見込んでいた。

AT&Tは1.7%下落。バークイレズはAT&Tだけでなく、米通 信サービス株全体の投資判断も引き下げた。「暗い雇用見通し」が理 由。

S&P住宅建設株指数(13銘柄)は一時3.7%上昇した後、伸び 悩んだ。一戸建ての住宅着工件数は2006年1月以来で最大の増加率と なった。全体の着工件数は53万2000戸と、ブルームバーグ・ニュー スがまとめたエコノミストの予想中央値48万5000戸を上回った。先 行指標となる住宅着工許可件数も予想を上回った。

ヘルスケア

アムジェンなどヘルスケア株は高い。S&P500種の10セクター でヘルスケアが唯一上昇した指数となった。アムジェンはサンフォー ド・バーンスティーンの投資判断引き上げを好感した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE