コンテンツにスキップする

デュークFRB理事:金融支援の早過ぎる解除には警戒必要

米連邦準備制度理事会(FRB) のデューク理事は15日、信用状況に改善の兆しが見られるなかでも、 政策当局は金融市場への支援措置の早過ぎる解除には慎重になるべき だとの考えを示した。

公表されたワシントンでの講演原稿によると、デューク理事は「金 融セクターに対する支援措置を時期尚早に取りやめれば、貸し出し、 ひいては経済活動が大幅に落ち込んでしまう可能性が非常に強い」と の見通しを示した。

同理事の発言は、バーナンキFRB議長ほか金融当局者の見解を 裏付ける内容。同議長は今月、信用市場の緊張は和らいできているよ うだが、FRBは金融市場が再び混乱するリスクがあるとみているこ とを示唆した。

デューク理事は「警戒が必要だ」と指摘。「今回の景気局面におけ る信用状況の推移は他の局面に比べ勇気付けられるものだが、信用の 落ち込みは直近の四半期も顕著で、正常な状態からは依然としてかけ 離れていることを示している」と語った。

理事はさらに、状況改善の兆しは、LIBOR・OISスプレッ ドの縮小や、コマーシャルペーパー(CP)と資産担保証券(ABS) 市場に見られると指摘した。

LIBOR・OISスプレッドは、3カ月物ロンドン銀行間取引 金利(LIBOR)とオーバーナイト・インデックス・スワップ(O IS、翌日物無担保コールレートと固定金利を交換する金利)の利回 り格差で、信用の逼迫(ひっぱく)度合いを測る目安。

デューク氏は昨年8月にFRB理事に就任した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE