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ユーロ1.37ドルまで下落も、20日移動平均線が焦点-テクニカル分析

東海東京証券金融市場部の二瓶 洋トレーディンググループマネジャーは、ユーロが対ドルで20日移 動平均線が位置する1ユーロ=1.40ドル台を下抜けて、この日の取 引を終了した場合、週内に1.37ドル程度まで下落余地が広がるとの 見通しを示した。

ユーロ・ドル相場は今月3日に一時1.4338ドルと、昨年12月 29日以来のユーロ高値を付けたあと、8日に1.3806ドルまで下落。 その後、11日には1.4178ドルまで値を戻したものの、この日の東 京市場では一時1.3883ドルまで水準を切り下げている。

二瓶氏は、ユーロは3日の高値を上抜けることができず、市場が ユーロ買いに傾いている状況下で、「大幅な調整局面を迎える可能性 がある」と指摘。加えて、「商品市況の下落が資源国通貨の売りにつ ながり、最終的にドルに資産が向かうという動きが出やすい」面もあ り、ユーロが1.40ドル台を割り込んでこの日の取引を終了した場合 は、「ユーロ売り・ドル買いに弾みが付きやすくなる」とみている。

そうしたなか、今週は住宅関連や鉱工業生産など米経済指標の発 表を控えており、二瓶氏は、ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条 件)の悪化が再確認されれば、原油や金を中心に商品市況高の調整が 一段と促されると予想。投資避難的なドルの買い戻しにバイアスがか かる可能性があると付け加えた。

また、ドル・円相場について、二瓶氏は、ドル以外の主要通貨に 対して円の買い戻しが目立つとしながらも、「ドルが円よりも強いと いった感がある」として、今週は1ドル=100円台に向けてドルの上 値を試す局面もあり得ると見込んでいる。

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