野村不H株が3連騰、住宅などフロービジネス改善期待-CS証強気

野村不動産ホールディングスの 株価が一時、前日比5.9%高の1772円と3連騰。大手不動産会社の 中でも住宅や資産運用開発事業などフロービジネスが占める比率が高 く、同分野の回復による業績改善期待から株価の見直しが進んでいる。

同社の前期(2009年3月期)の営業利益構成比はビル事業39%、 住宅事業29%、資産運用開発事業25%、仲介・販売受託事業4%。 ストックビジネスであるオフィスビル賃貸(ビル事業)の比率が大手 の中では相対的に低い半面、賃貸事業以外のマンション販売や物件売 却、仲介などフロービジネスの比率が高い事業構造となっている。

クレディ・スイス証券の望月政広アナリストは、26日付で同社 の調査を開始した。リポートでは、「同社を取り巻く足元の事業環境 は、オフィスビル以外は改善している。住宅市場および不動産投資信 託(J-REIT)への当局の支援策、個人投資家の物件購入といっ た要因がフロービジネスの回復を促す」と分析する。

同氏は、フロービジネスの回復は既に始まっているとし、今後は 利益回復の期待でバリュエーションが上昇するだろうと強調した。

同証ではJ-REITへの物件売却を織り込まない前提で、10 年3月期の連結営業利益予想を前期比6.7%増の363億円、来期を 422億円、12年3月期は512億円と試算。目標株価を2100円とし、 投資判断は新規に「アウトパフォーム」とした。

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