アウトソシ株がストップ高、下期受注が回復傾向-配当計画を増額

工場製造ラインへの人材派遣・ 請負を手掛けるアウトソーシングの株価がストップ高(制限値幅いっ ぱいの上昇)。取引先企業のリストラによる派遣需要の低迷を理由に、 第2四半期累計(2009年1-6月)の業績予想を下方修正した。た だ、夏場以降の受注回復が鮮明なことで通期(09年12月期)の業績 予想を据え置いたほか、配当計画を増額したことが好感されている。

午前9時39分現在の株価は前日比13%高の1万7300円で、ジ ャスダック市場の上昇率2位。

同社は26日取引時間終了後、第2四半期累計の業績予想を下方 修正すると発表した。新しい連結営業損益予想は5億円の赤字で、当 初のゼロから5億円の悪化。前年同期は5億2800万円の黒字だった。

同社経営企画本部の鈴木一彦部長によれば、メーカーが正社員の リストラの実施に向けて、請負や派遣といった外部人材を活用したま までは、組合などとの折衝で問題が生じるため、「必要のあった外部 人材まで引き揚げさせる動きが広がった」という。

ただ、通期(09年12月期)の業績予想は据え置いた。連結営業 利益は前期比3.3%増の11億5000万円を計画。鈴木氏は「電機や 部品メーカーなどで7、8月から受注が取れている。リストラを終え た企業からの需要もあり、予想以上だ」と話す。このため配当計画は、 当初の1株当たり年433円から、前期と同じ644円に増額した。

同社はさらに、フルキャストホールディングスの子会社であるフ ルキャストセントラルを子会社化することでフルキャストと基本合意。 これにより、トヨタグループなどの自動車業界からの受注も見込める としている。

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