米S&P/ケース・シラー住宅価格指数、下落率が一段と縮小か

全米20都市を対象にしたスタン ダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数 は3月も下落率が縮小し、住宅不況が和らいできた様子を示しそうだ。

ブルームバーグ・ニュースが金融・調査機関23社を対象に実施 した調査では、住宅価格指数は前年同月比18.4%低下(中央値)が 見込まれている。2月は同18.6%低下だった。

住宅価格や住宅ローン金利の低下で、住宅は一段と取得しやす い状況にある。このため販売件数の下落や不動産不況の深刻化に歯止 めがかかっている。ただ失業が増加し、物件差し押さえも記録的な水 準になっているため、住宅市況が直ちに回復局面を迎える状況には至 らず、不動産価格への下げ圧力は続いている。

ハーマン・フォーキャスティングのチーフエコノミスト、ジョ ン・ハーマン氏は「状況は安定してきており、売れ残り住宅の在庫は 減少しつつある」と指摘。「住宅市場の買い手と売り手の折り合いが わずかながらも付きやすくなってきていて、住宅売却に当たって売り 手が譲歩する必要がやや薄れてきた」と述べた。

S&P/ケース・シラーの20都市を対象とした住宅価格指数は 26日午前9時(ワシントン時間、以下同じ)に発表される。ブルー ムバーグ調査での予想レンジは17.9%低下-18.9%低下。予測通り なら、1月に19%低下と過去最低の落ち込みを記録した後、2カ月連 続の改善になる。

同日午前10時に民間調査機関コンファレンス・ボードが発表す る5月の消費者信頼感指数は43(63社の中央値)と、昨年11月以来 の高水準に達したもようだ。4月は39.2だった。予想レンジは38.5 -47。同指数は2月に過去最低に落ち込んでいた。

住宅差し押さえの増加による価格低下は、中古販売に追い風とな っている。エコノミスト調査の予想中央値によれば、全米不動産業者 協会(NAR)が27日発表する4月の中古住宅販売件数は年換算 466万戸に増加したもようだ。

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