タカラバイ株が高値接近、北京に細胞工学新工場との報道-将来期待

バイオテクノロジー国内最大手 のタカラバイオの株価が大幅続伸。一時前日比12%高の25万2000 円と、年初来高値(25万3700円)を付けた4月10日の水準に接近 した。約10億円を投じて中国・北京市に細胞工学分野の生産工場を 新設すると一部で報道され、将来的な収益貢献などが期待された。

22日付の日本経済新聞朝刊によると、タカラバイは北京新工場 で、目的細胞に新型万能細胞(iPS細胞)作製遺伝子を導入するた めのウイルスなどを生産するといい、年間売り上げ規模は10億円程 度を想定している、という。従業員は約100人。

同社バイオインダストリー部の林義弘氏は、今回の日経報道につ いて「大筋では報道通りだが、工場建設のために約10億円の出資を 行うというのは間違い。過去3年間の北京での累計投資額が本工場建 設で10億円になるということだ」と話した。

エース証券の池野智彦シニアアナリストは、「細胞工学研究の需 要がかなり伸びている上、iPS関連の試薬も引き合いが強いと聞く。 コストの低い中国に生産を移管する流れが続いており、いずれは研究 開発も中国にシフトしていくだろう」と指摘、目標株価26万円、強 気の投資判断を継続した。

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