NY銅先物:過去1週間で最大の下落-景気懸念が再燃

21日のニューヨーク銅先物相場 は、過去1週間で最大の下げとなった。米連邦準備制度理事会(FR B)当局者が先月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、米景気の下 振れリスクを警戒していたことが議事録で明らかになるなか、世界的 なリセッション(景気後退)が金属需要を減退させるとの懸念が再燃 した。

当局者は20日発表した経済予測で、米経済見通しについて「著し い下振れ」の可能性があると指摘した。リセッションは年内を通して 継続し、失業率は最大9.6%まで上昇すると予測している。この見通し は当局の1月の予想よりもさらに悲観的な見方となっている。米景気 の回復観測を背景に銅は年初来で45%上昇している。

MFグローバルのエドワード・メイア氏はリポートで「すぐにも 景気が回復するだろうというある種の高揚感は、おそらくやや先走り だった」と指摘した上で、銅相場は「さらに下落する公算がある」と の見通しを示した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先 物相場7月限終値は前日比5.55セント(2.6%)安の1ポンド=2.051 ドル。中心限月としては13日以降で最大の下落率となった。