武藤前日銀副総裁:ドルへの依存あまり高いと問題-外貨準備(2)

日本銀行前副総裁の武藤敏郎大和 総研理事長は21日午前、都内で開かれた討論会で、外貨準備の運用に ついて「ドルへの依存度があまり高いと、いろいろな観点から問題が ある」と述べた。

武藤氏は「外貨準備には運用の多元化と、流動性を高めるような 運用が必要」としながらも、「事実上、多額の外貨準備がドルで運用さ れており、なかなか簡単なことではない」と指摘。その上で「仮にド ルが下落するような行動を取れば、それは自らの身に降りかかる」と して、「短期的に対応するのではなく、長期的な視点から考えるべきだ」 と語った。

武藤氏はまた、1-3月の実質GDP(国内総生産)成長率は前 期比年率マイナス15.2%と戦後最悪の落ち込みとなったことについ ては、「4-6月がプラスに転じる可能性は十分ある」と指摘。さらに、 「今年後半には財政の効果が出てくる」との見通しを示した。

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