三菱マテ株が3連騰、銅地金フル生産との報道-業績回復期待広がる

三菱マテリアル株が一時、前日比

5.2%高の304円と3日続伸。銅地金を生産する国内外3拠点の工場 を8月からフル稼働すると一部報道で伝えられ、生産回復の兆しが見 え始めたと好感された。業績の上振れ期待も根強く、出来高はことし に入ってからの1日平均1104万株をすでに大きく上回った。

21日付の日本経済新聞によると、三菱マテは中国への輸出が堅調 なことや、自動車向けを中心に国内需要が回復傾向にあることを理由 に、銅地金の国内外3拠点の工場をフル稼働する。同社は直島製錬所 (香川県直島町)、小名浜製錬所(福島県いわき市)、インドネシア にグレシック製錬所を保有。銅鉱石(品位30%前後)から地金(銅の 塊)を生産する能力は合計月間約5万トンだが、ことし2月から能力 比で約1割減産していたという。

同社広報・IR室の鈴木徹副室長は、「足元では中国の需要が戻り つつある。予算上は8月からのフル稼働を計画している。ただ、建設 やIT、自動車業界など下期の動向を見極める必要もある」としてお り、生産能力をフルにするかどうかは検討中という。

ブルームバーグ・データによると、三菱マテの担当アナリスト10 人の2010年3月期の連結営業利益の予想平均値は204億円。これに 対し会社側は110億円を計画、倍近い差がある。東海東京調査センタ ーの高野芳行アナリストは、「会社側の業績予想は保守的。環境は良 い方向に向かっており、業績の上振れは十分に期待できる」と見る。

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