SMC株が続落、今期最終利益は9割減へ-半導体などの受注減長期化

空気圧機器で世界トップのSMC の株価が一時、前日比4%安の9720円と続落。半導体を中心に幅広い 業種で受注の減少が続くとみて、今期(2010年3月期)の最終利益は 前期比9割減を計画した。会社計画が市場予想を大きく下回ったため、 業績の先行き懸念から売りが先行している。

20日の取引終了後に発表した今期業績予想によると、連結最終利 益は前期比92%減の20億円の見通し。ブルームバーグ端末にあるアナ リスト10人の予想中央値58億1900万円を大きく下回った。在庫調整 は終わったものの、半導体や自動車、工作機械などすべての業種で、受 注の回復は遅れると予想している。

同社の薄井郁二専務は20日、東京証券取引所で記者会見し、「今 期の予測は難しい。後半に若干の回復を見込んでいるが、急激な回復は しないとみており、受注水準は底ばいだろう」との認識を示した。

同社は22日午前、本社で決算説明会を行う。野村証券金融経済研 究所の斎藤克史アナリストは、「説明会ではコスト削減の具体的内容と 効果を確認したい。今期業績の重要な要因となる」(20日付リポート) と指摘。野村証では上期営業損益を23億円の赤字(会社側はゼロ)と 予想しており、「上期の達成は難しいと現時点ではみる。それでも、全 社を挙げた取り組みが下期から来期に損益を回復する要因になろう」 (同氏)とみている。

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