与謝野経財相:「多分、最悪期は脱した」が努力必要-日本経済(2)

与謝野馨財務・金融・経済財政担 当相は20日夕の記者会見で、同日朝発表された1-3月期の国内総生 産(GDP)統計を受け、「多分、最悪の時期は脱したと思うが、これ から本当の上昇気流に乗るためにはまだまだ努力が必要だ」との考え を示した。

経財相は、1-3月期について「大型倒産もなく、金融機関の破 たんもなく、失業率も過去最高を記録することなくやってこられた」 と振り返り、「最悪の時期を脱したという安堵(あんど)感がある」と 語った。ただ、「これから日本が昔の成長軌道に乗るためには相当な苦 労と期間と、他国のパフォーマンスが良くなるという、幾つもの前提 条件がある」とした上で、政府としては国会で審議中の2009年度補正 予算を早期に成立させることが最重要との考えを示した。

経済相はまた、「1月、2月、3月というのは、5月から見れば、 すでに過去の出来事」と述べ、「大事なのは4月、5月に何が起きてい るかだ」と強調。「多分、いろいろな指標は上向き始めていると思う」 とし、「日本経済を楽観するわけではないが、最悪の状態が1-3月期 だったと考えている」と言明した。

輸出に依存する日本経済の構造的な弱さが1-3月期にあらため て顕著になったことについては、「世界同時不況というあまり想定しな かった状況に出くわした」と述べ、「外需も引き続き大事だろうと思う が、今後は内需のことも考えながら経済財政政策を運営していかなけ ればならない」との考えを示した。

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