米政府、金融規制改革でSECの一部権限移行を検討-関係者(2)

オバマ政権は早ければ来週公表の 可能性がある金融規制改革の一環として、米証券取引委員会(SEC) から一部の権限移行を求める可能性がある。事情に詳しい複数の関係 者が19日明らかにした。

草案作成が進められている同提案では、米連邦準備制度理事会(F RB)に金融機関を監督する一段の権限が与えられる可能性が高い。 関係者によると、SECの権限の一部をFRBが引き継ぐほか、投資 信託の監督権限を銀行規制当局か、消費者向け金融商品を監督する新 たな機関に移す可能性があるという。

金融危機の兆候を見逃し、バーナード・マドフ被告の650億ドル 規模の証券詐欺事件を察知できなかったと一部米議員が批判するなど、 SECは評判を落としている。ただ、SECの権限を抑えようとする 動きは、議会でも激しい議論を呼ぶほか、労働組合の年金基金を含め 株主保護を訴える向きから怒りを買う公算が大きい。

元連邦裁判所判事でSEC執行部門責任者を務めた経歴を持つス タンレー・スポーキン氏は今回の提案について、「ひどい間違いとなろ う」と指摘。「SECがこれまでに何を行い、または行ってこなかった としても、依然として投資家保護の主要機関だ」と述べた。

SECのシャピロ委員長と話した関係者によれば、同委員長は規 制改革に関する政権内の協議の大半に参加しておらず、助言を求めら れていないことに不満を表明している。同委員長は、SEC縮小に向 けたいかなる試みに対しても闘うとしている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE