米国債:ほぼ変わらず、住宅着工件数減少も連銀総裁発言が圧迫

米国債相場はほぼ変わらず。朝 方発表された4月の米住宅着工件数が市場予想に反して大幅に減少 した一方で、ミネアポリス連銀のスターン総裁が米経済は来年半ば までには「健全な経済成長」に回帰すると述べ、市場には強弱材料 が混在した。

10年債利回りは前日水準で推移。商務省が発表した4月の住宅 着工件数(季節調整済み、年率換算)は前月比13%減の45万 8000戸だった。米連邦準備制度理事会(FRB)は20日と21日 に国債を買い取り、財務省は来週に国債入札を再開する。

モルガン・キーガン(テネシー州メンフィス)の債券セール ス・トレーディング・調査責任者、ケビン・ギディス氏は「景気回 復は『1歩前進しては2歩後退』という状況だ。国債相場もレンジ にとどまっている」と語る。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク 時間午後4時52分現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01ポイント)上昇の3.25%。10年債(表面利率

3.125%、2019年5月償還)価格は2/32下落して98 31/32。

ギディス氏は10年債利回りが2.75-3.50%で推移するとみて いるが、「3-3.50%がより中心的」な水準と予想している。

国債相場は一時、FRBが20日実施する国債買い切りオペ(償 還期限7-10年物)は利回りが低下するほど大規模ではないとの観 測が広がり、下落していた。

キャンター・フィッツジェラルドの金利責任者、ブライアン・ エドモンズ氏(ニューヨーク在勤)は、「20日の買い切りオペに FRBがそれほど積極的に取り組まなければ、10年債利回りは

3.50%まで上昇するだろう。20日の買い切りオペは今後の流れを 決める上でも重要だ。今のところ、国債に対する警戒は非常に高ま っている」と語った。

FRBの買い切りオペと財務省の入札

3月18日に最長6カ月間の米国債買い取りプログラム(規模最 大3000億ドル)を発表して以来、10年債利回りは約71bp上昇 した。FRBは3月25日に第1回目の国債買い取りを実施、これ までに1078億8700万ドルを購入した。

FRBは21日に同2013年9月から2016年2月までの国債を買 い取る予定だ。

ゴールドマン・サックス・グループによると、今会計年度(9 月30日終了)の米国債入札規模は3兆2500億ドルに達すると推計 されている。米政府の借入額は過去最高に膨らんでおり、米国債の 発行総額は過去最高の6兆3600億ドル。

財務省は26日から28日にかけて2年、5年、7年債の入札を 実施する。

BNPパリバ・セキュリティーズのトレーダー、ヒチャム・ハ ジャム氏(ニューヨーク在勤)は、「国債入札の規模は圧倒的に多 く、財政赤字も膨らんでいる。この先数カ月間はこれが材料になる だろう」と語った。

-- With assistance from Vivien Lou Chen in San Francisco, Dakin Campbell in New York, Lukanyo Mnyanda in London, Chen Shiyin in Singapore and Roger Runningen in Washington. Editors: James Holloway, Greg Storey.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 楽山 麻理子 Mariko Rakuyama +1-212-617-4903 mrakuyama@bloomberg.net

Editor:Akiko Nishimae,Tsuneo Yamahiro 記事に関する記者への問い合わせ先: Susanne Walker in New York at +1-212-617-1719 or swalker33@bloomberg.net; Daniel Kruger in New York at +1-212-617-2986 or dkruger1@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Robert Burgess at +1-212-617-2945 or bburgess@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE