カナダ・ドル(15日):下落、株安や原油安響く-10年国債ほぼ変わらず

15日の外国為替市場で、カナダ・ ドルは米ドルに対して下落。北米株式相場と原油相場の下げや、ユーロ 圏の大幅なマイナス成長を受け、売りが優勢になった。

北米株が下落。S&P500種株価指数は1.1%安だった。同指数と カナダ・ドルの今年の相関係数(0-1)は0.74となっている。ニュ ーヨーク原油先物相場(7月限)は3.7%安の1バレル=56.34ドル。 ユーロ圏の1-3月期の国内総生産(GDP)は前期比2.5%減と、 1995年の統計開始以降、最悪のマイナス成長だった。

この日のカナダ・ドルは、米国の鉱工業生産やニューヨーク連銀 製造業景気指数が予想を上回り、「安全通貨」としての米ドルの需要が 弱まったのを受けて一時持ち直したものの、全般に軟調な推移となった。

CIBCワールド・マーケッツの為替ストラテジスト、シェー ン・エンライト氏は「カナダ・ドルの動きは市場のリスク許容度を反映 している。これまで大幅な上昇が続いたが、持ち合い局面になった。さ らなる上昇には、景気悪化に歯止めがかかったことを示す証拠が必要 だ」と語った。

トロント時間午後4時59分(日本時間16日午前5時59分)現在、 カナダ・ドルは前日比0.8%安の1米ドル=1.178カナダ・ドル(1カ ナダ・ドル=0.8487米ドル)。今週1週間の騰落率はマイナス2.4% と、週間ベースで1月16日終了週以来の大幅安だった。

カナダ国債10年物(表面利率3.75%、2019年6月償還)の利回 りは前日比0.01ポイント上昇の3.10%。

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