JT:ロシアで売り上げ増加-たばこ税率と他社の値上げが追い風

【記者:Sarah Shannon】

5月14日(ブルームバーグ):上場しているたばこ会社としては世 界3位の日本たばこ産業(JT)は、ロシア市場では中間価格帯に重点 を置いた製品戦略が奏功していることを明らかにした。税率変更でお手 ごろ価格の他社製品が値上げを迫られるなか、「ウィンストン」や「L D」といったブランド製品の消費が増えている。

JTの志水雅一副社長は14日ロンドンで記者会見し、今年1-3 月のロシアでのたばこの販売量が1.5%増加したと発表した。同副社長 は「消費者はバリュー価格よりも高めの商品を買い始めている。一方、 より高い価格帯の購買層だった消費者が安い製品を買うようになってい る。こうした状況で、われわれには中間価格帯で消費者をとらえること ができる広範な品揃えがある」と語った。

JTによれば、喫煙人口が全体の42%を占めるロシアでは、たば こ製品への税額が2011年まで段階的に引き上げられる。現在でもフィ ルター付きたばこの小売価格の3分の1前後を税金が占めている。JT は前年度のロシア市場を含む海外部門の売上高が全体の17%に達した。 今年4月の英国での市場シェアは前年同月の38%から39.2%に拡大し ている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE