西松建:石橋社長退任へ、献金事件で不正確認-事実上責任明確化(2)

西松建設は15日、石橋直(69)代表 取締役社長が退任し、近藤晴貞(56)常務が後任の代表取締役社長に 昇格する人事を内定したと発表した。石橋社長は執行役員会長に就く。 6月26日開催予定の株主総会後に就任する。「一連の不祥事を厳粛 に受け止め、『新生西松』として生まれ変わり、世代交代を含めた 経営刷新を図り体制を一新するものだ」としている。

西松建設は同時に東京証券取引所で開示した小沢一郎民主党代 表の政治団体への違法献金事件に関する調査報告書で、同社の不正 を確認した。今回の人事は、事件当時に代表権を持っていた石橋社長 の責任を明確にした格好だ。

同社はこの文書で、「二つの政治団体を設立し、社員に対して特別 賞与加算金を交付して社員名義で寄付させる行為は脱法行為であり極 めて悪質」と指摘。「本件は、巧妙に仕組まれた犯行であって、非は全 面的に当社にある」と明記した。

同社はその上で、法律違反に対する再発防止策の一環として、7月 1日付でコンプライアンス(法令順守)委員会を新設することも明らかに した。同委は再発防止策の実施状況のモニタリングや取締役会への提 言と勧告などを目的とし、弁護士や税理士、公認会計士などがメンバー。

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