米ブラックロック:ハイイールド債ポートフォリオ運用責任者2人退社

米上場資産運用会社最大手ブラッ クロックは、ハイイールド(高リスク・高利回り)債ポートフォリオ 運用を担当していたマネジングディレクター、マーク・ウィリアムズ、 ケビン・ブース両氏が退社したと発表した。

ウィリアムズ氏は、銀行ローン投資チームを監督していたほか、 レバレッジド・ファイナンス部門の共同責任者を務めていた。一方ブ ース氏はハイイールド債チームとレバレッジド・ファイナンス部門の 共同責任者だった。同社の3月31日時点の運用資産は1兆2800億ド ル(約123兆円)。

ハイイールド債が、過去最悪となった昨年から回復するなか、両 氏は退社した。S&P/LSTA米レバレッジド・ローン100指数の 今年年初から5月11日までのリターンはプラス28%。昨年1年間は マイナス28%だった。

メリルリンチ米ハイイールド・マスターⅡ指数によると、今年の ハイイールド債のリターンはプラス21%と、昨年のマイナス26%から 大きく改善している。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、ブース氏が運用を担 当していた企業向け融資債権に投資する「ブラックロック・シニア・ フローティング・レート・ファンド」の今年の運用成績はプラス18%。 昨年はマイナス28%だった。

ブラックロックの広報担当ボビー・コリンズ氏はコメントを控え た。

R3キャピタルから人材獲得

ブラックロックは4月30日、ヘッジファンドのR3キャピタル・ パートナーズから、設立者のリック・リーダー氏を含む29人の投資専 門家を獲得した。

米証券取引委員会(SEC)への8日の届け出によれば、ジェー ムズ・キーナン氏ら3人が現在、「ブラックロック・ハイイールド債ポ ートフォリオ」を運用。別の届け出によると、高利回り・高リスクロ ーン債権に投資する「ブラックロック・シニア・フローティング・レ ート・ファンド」の現在のポートフォリオマネジャーはリーランド・ ハート、エイドリアン・マーシャル両氏。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE