【テクニカル分析】原油50ドル割り込む展開も-移動平均との乖離

ニューヨーク原油先物価格は、20 日移動平均線との乖離(かいり)率が高まり「買われ過ぎ」の兆候が 出ており、1バレル当たり50ドルを割り込む可能性が浮上している。

商品先物・為替市場情報サービス、オーバルネクストの佐藤昌彦 シニアアナリストは、50ドルという心理的な節目まで下げるとの見通 しを示した。さらに50ドルを下回った場合の次の下値支持線は、43.83 ドルという4月21日に付けた安値だと指摘する。需給面で現在の価格 水準を支持するような材料に欠けていることも、相場が修正安となり やすい状況にあると付け加えた。

佐藤氏が分析の基準としているのは、現在の価格と20日移動平均 との乖離率。同氏は13日の電話インタビューで「乖離率が10%を上 回った状況は、買われ過ぎの兆候。現在の相場が過熱気味なのは間違 いない」と指摘した。

佐藤氏によると、20日移動平均との乖離率は8日に14%超となっ た後、12%前後で推移。「15%に近づいたときが相場のピークとなりや すい」と話す。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物6月限は13 日、前日比83セント(1.41%)安の58.02ドルで終えた。4月27日 以来最大の下げ幅となった。13日の20日移動平均は52.67ドルと乖 離率は依然10%を維持している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE