民主・鳩山氏:消費税増税、当面は議論も封印-岡田氏をけん制(2)

民主党の鳩山由紀夫幹事長は14 日午前、党本部で開いた代表選出馬の記者会見で、消費税率の引き 上げについて「現実の格差社会で、多くの方々の暮らしが非常に厳し い現実に苦しんでいる。このような時に消費税のアップというものは議 論すらすべきではない」と述べ、当面は検討しない考えを明らかにし た。

対立候補として出馬する岡田克也副代表は代表在任中、2004年 の参院選などで、基礎年金を全額税方式の「最低保障年金」にする財 源に充てるため、消費税の税率(現行5%)を3%引き上げる必要性を 訴えていた。鳩山氏は「岡田副代表はもともと持論として消費税率アッ プを主張してきた」とも述べており、岡田氏をけん制する狙いがあると みられる。

鳩山氏は、岡田氏と自らの政策について「消費税の議論に対する 前向きな考え方と、議論をする必要もないと思っているとの違いがある とは思っている」とも指摘した。

ただ、鳩山氏は「最低保障年金は全額税方式というのが民主党の 考え方だが、これには20年、30年あるいは40年のスパンが必要。こ の新しい方式ができてしばらく経ってから消費税の議論は不可避にな る」とも指摘し、中長期的に税率引き上げの議論が必要になることは認 めた。

これに対し岡田氏は同日午後の記者会見で、消費税増税について 「将来的には税方式ということを前提にすれば、消費税が必要になって くると言っている。あまりわたしが消費税を上げたがっているような印象 は持ってもらいたくない」と述べた。

共同取材:坂巻幸子、関口陶子Editor : Hitoshi Sugimoto, Takeshi Awaji

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