白川日銀総裁:日本経済は年末にかけ落ち着く見通し-ロンドンで講演

日本銀行の白川方明総裁は13日、 ロンドン証券取引所で講演し、日本経済が年末にかけて「落ち着いて いく」との見解を述べた。

白川総裁は、「日本経済は文字通り、がけから転落した」と述べ、 「日本が受けた大きな打撃は、自動車やエレクトロニクス、IT(情 報技術)さらに設備投資関連分野を中心とした輸出産業が日本の鉱工 業生産の約半分を占めているという事実を反映している。こうした産 業が世界的な需要減退で最も大きな影響を受けた」と続けた。

日銀は先月発表した経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、 「世界的な景気の下げ止まりに向けた動きがみられ始めている」と指 摘した。さらに日本経済について「09年度後半以降、成長率が緩やか に持ち直す姿が想定される」との見通しを示した。

白川総裁は、「経済環境が悪化するペースは漸次的に鈍化すると 見込まれており、日本経済も年末にかけて落ち着き始めるだろうが、 われわれとしてはその動向を注意深く見守っている」と述べた。

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