ニコン:今期連結純損益170億円赤字に転落へ-半導体低迷(4)

デジタル一眼レフカメラ2位のニコ ンは13日、今期(2010年3月期)の連結純損益が170億円の赤字 になるとの予想を発表した。前期は281億円の黒字だった。半導体 関連は設備投資の低迷が続き、デジタルカメラは競争激化や単価下 落に加えて為替の円高も響く。

今期の売上高は前期比23%減の6800億円(前期は8797億 円)、営業損益は120億円の赤字(前期は482億円の黒字)を見込 む。部門別には半導体・液晶製造装置などの精機事業の営業損益が 330億円の赤字(前期は80億円の黒字)に転落。露光装置の販売 台数は、半導体用が53台(前期は78台)、液晶用が36台(同65 台)に減少する。

デジカメなどの映像の営業利益は為替の円高の影響で前期比 38%減となる250億円を予想している。販売台数計画は、コンパクト デジカメが同3.2%減の1000万台、デジタル一眼レフが同横ばいの 340万台。為替レートの前提は1ドル=95円(前期実績は101円)、 1ユーロ=125円(同144円)。

会見した寺東一郎CFO(最高財務責任者)は、厳しい経営 環境のなか、「さらなる構造改革が必要」と述べ、国内外の拠 点の再編や広告宣伝費圧縮などを進める考えを示した。

ニコンの株価終値は前日比41円(2.9%)高の1480円。

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