CCC株ストップ高、「TSUTAYA」積極出店で利益過去最高へ

DVDやCDレンタルのチェーン 店「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ の株価が、ストップ高(値幅制限の上限)となる100円(15%)高の 752円と急騰。TSUTAYAの積極出店が奏功し、前期(2009年3 月期)に続き今期(10年3月期)も連結利益水準が過去最高を達成す る見通し。利益成長力の強さを評価した買いが膨らみ、2月16日(高 値763円)以来、約3カ月ぶりの水準に浮上した。

同社が12日発表した09年3月期連結決算は、売上高が前の期比

7.2%減の2207億円。主力のTSUTAYAの既存店売上高が同

3.7%減少したことが響いた。一方、出店数の増加が寄与したほか、カ ード会員の増加による手数料収入も伸び、経常利益は同6.1%増の161 億円、純利益は同2.8倍の81億円となるなど、利益水準はいずれの項 目も過去最高を達成した。

TSUTAYA事業は、09年3月期の出店数が104店舗となり、 09年3月末稼働店舗数は1372店舗(前期比45店舗増)。総売場面積 は前期比で7.7%拡大した。カード・ポイント事業も好調に推移し、 09年3月末のTポイントアライアンス企業数は50社となり、店舗数は 3万店舗を突破。カード取り扱い企業が増えたことで、顧客利便性が向 上、利用会員数、ポイント関与売り上げとも大幅に向上した。

10年3月期の連結利益計画は、経常利益が前期比12%増の180億 円、純利益は同72%増の140億円と、利益の伸びが加速する見通しだ。 品ぞろえの拡充に加え、引き続き新規出店の拡大などに注力する方針。 ブルームバーグ・データにあるアナリスト5人による純利益予想の中央 値は100億円で、会社計画はこれを上回る。

丸三証券の三浦正裕アナリストは、「TSUTAYAの既存店販売 の伸び悩みを、好調なカード関連事業と宅配レンタル事業で補っており、 当面は着実な利益成長が見込める」との認識を示した。同証では、CC C株の投資判断を「2(アウトパフォーム)」で設定。このほか、三菱 UFJ証券が13日付で、投資判断「2(アウトパフォーム)」、目標 株価を1070円で据え置いている。

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