短期市場:TB3カ月入札、0.22%付近に上昇か-発行増と入札過密

財務省がこの日実施する国庫短 期証券(TB)3カ月物の入札について、最高落札利回りは0.22%付 近に小幅上昇するとの見方が出ている。TBは今月に入って増発され ている上、連休の影響で入札日程が過密化しているためだ。

TB3カ月物24回債(償還8月17日)の発行予定額は5兆7490 億円。過去の入札結果からみて、最高利回りは1ベーシスポイント (bp)程度上昇した0.22%付近が目線になっているもよう。既発3カ 月物22回債は0.21%から0.215%と、前日から徐々に上昇している。

国内証券のトレーダーによると、前回8日の入札もとりあえず在 庫を確保したディーラーが多かったが、投資家に売却するには0.22% 程度の利回りが必要という。また、発行量の多さが徐々に意識されて きたとの声も聞かれている。

3カ月物のTBは毎週発行額が3000億円増の5兆7500億円程度 に膨らんでいる。また、連休の影響で入札が8日に3カ月物、12日に 6カ月物(3.5兆円)と続いており、15日にも1年物(1.9兆円)、 19日に2カ月物(3.5兆円)、20日に3カ月物(3.75兆円)と、日 程が過密なため、ディーラーに在庫が残りやすい。

足元のレポ(現金担保付債券貸借)金利は、準備預金の積み最終 となる15日受け渡し分でも0.13-0.14%と小幅な上昇にとどまって おり、ディーラーは在庫を抱えやすい。ただ、発行が膨らむにつれて 資金手当てにも負担がかかり、在庫の入れ替えに動いている。

日銀は午前9時30分、スポットネクスト物(5月15日-18日) の国債買い現先オペを前日より5000億円多い2兆5000億円で通知し た。1週間物(5月15日-22日)は1兆円で横ばい。

スポットネクスト物の最低落札金利は前日比2bp上昇の0.12%、 平均金利は1.2bp高い0.124%だった。1週間物の最低金利は0.13%、 平均金利は0.131%となった。

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