日本株は反落、円高嫌気し輸出関連に売り-金融や市況関連も安い

朝方の東京株式相場は反落してい る。円高進行による業績懸念からトヨタ自動車やホンダ、ソニーなど輸 出関連株が安く、海外資源価格の下落を受けて商社や非鉄金属など市況 関連株も安い。米金融株反落の流れが波及した銀行や保険などの金融株 は、東証1部値下がり率上位を占める。

午前9時19分時点の日経平均株価は前日比71円97銭(0.8%) 安の9380円1銭、TOPIXは7.06ポイント(0.8%)安の893.39。 東証1部の売買高は概算で3億466万株。値上がり銘柄数は555、値 下がり銘柄数は901。

きのうの米国株が反落したことを受け、外国為替市場では高利回り 資産への需要が後退するとの観測が広がっている。ニューヨーク外国為 替市場では1ドル=97円台前半まで円高が進み、東京時間午前は97円 台半ばでの動き。

また、日経平均はきのうまでの5連騰で958円(11%)上昇し、 25日線からの上方かい離率は6.7%と、目先の過熱水準とされる5% を超えていた。市場では、「株価も為替もこのところ一方向に行き過 ぎた反動が出ている」(東海東京調査センターの隅谷俊夫投資調査部 長)との指摘がある。

東証業種別33指数では、銀行、輸送用機器、電気機器、卸売業、 保険、医薬品が下落。半面、ガラス・土石のほか、円高がコストの低下 につながる小売やパルプ・紙などは上昇。

下げを主導する金融株については、前日の米金融株安が一因。米銀 行株の下落を言い当てたことで知られるメレディス・ホイットニー氏は 米銀行株について11日、政府によるストレステスト(健全性審査)で 将来の利益が多く見積もられ過ぎており、株価は「大いに過大評価」さ れているとの見解を示した。

三菱マテが急落、マルニチHは大幅高

個別に材料が出ている銘柄では、10年3月期の連結純損益は500 億円の赤字転落を見込む三菱マテリアル、10年3月期も連結営業赤字 見込みの三井化学がともに急落。三菱UFJ証券が格下げしたクラレ、 日興シティグループ証券が格下げした武田薬品工業も売りが先行してい る。クレディ・スイス証券が新規に「アンダーパフォーム」、目標株価 330円としたジーエス・ユアサ コーポレーションは続落。

半面、10年3月期の連結営業利益は前期比29%増を計画している マルハニチロホールディングスは大幅高。クレディ・スイス証券が格上 げした三洋電機、野村証券金融経済研究所が格上げした旭硝子はともに 売買を伴って急伸。

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