カナダ・ドル(8日):6カ月ぶり高値-雇用統計で景気後退緩和観測

8日の外国為替市場では、カナダ・ ドルが6カ月ぶりの高値を付けた。4月のカナダの雇用者数の予想外の 増加や米雇用者数が予想より小幅な減少にとどまったのを受け、リセッ ション(景気後退)緩和の兆しが強まった。

カナダ・ドルは今週5日間で2.4%上昇し、6週連続高となった。 これは2007年11月以降で最長の上昇局面。世界的に株価は上昇し、 原油価格が消費回復観測から昨年11月以来の1バレル=58ドル台を回 復して終了したことも追い風となった。

ローレンシャン・バンク・セキュリティーズのチーフエコノミス ト、カルロス・レイタオ氏(モントリオール在勤)は、「カナダとオー ストラリア、ニュージーランドは典型的に、世界経済の需要と原材料価 格の動向を示す早期の指標として受け止められている」と指摘した。

カナダ・ドルはトロント時間午後4時25分(日本時間9日午前5 時25分)現在、前日比1.8%高の1米ドル=1.15カナダ・ドル(1カ ナダ・ドル=0.8690米ドル)と、4月2日以来最大の上昇を演じた。 一時は1.1491カナダ・ドルと、昨年11月5日以来の高値を付ける場 面もあった。7日は1.1699カナダ・ドルだった。

カナダ国債相場は下落。10年物国債(表面利率3.75%、2019年 6月償還)の利回りは一時9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01 %)上昇の3.23%と昨年12月1日以来の高水準。価格は18セント下 落し105.05カナダ・ドル。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE