米商業用不動産ローン、延滞率が少なくとも11年で最高―トレップ

米不動産調査会社トレップによる と、同国の4月の商業用不動産ローンの返済遅延率が少なくとも過去 11年で最も高い水準に上昇した。信用収縮の影響で不動産所有者に よるローンの借り換えが困難になっている状況が背景。

トレップのリポートによると、30日以上の延滞となっているロ ーンの割合は2.45%へ上昇し、前年同月の5倍余りとなった。同延 滞率は、2005年10月から08年11月まで1%を下回っていた。同 社では1998年の記録までさかのぼれる。

トレップのシニア・バイスプレジデント、トーマス・フィンク氏 は延滞率が「頭打ちになったとは思っていない。どこで頭打ちになる か分からないが、まだ終わっていない」との見方を示した。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによると、 商業用不動産の価値は07年10月のピークから今年2月にかけて

21.5%下落した。06年に購入した不動産の現在の価値は、購入価格 を平均11%下回り、07年購入物件ではほぼ20%下落しているとい う。

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