欧州株:6日ぶり反落、バークレイズとロイズ安い-ABインベブ上昇

欧州株式相場は6営業日ぶりに反 落した。飲食料関連銘柄が上昇したものの、英銀のバークレイズとロ イズ・バンキング・グループが今年の不良債権が増加する恐れがある との見通しを示したことが相場の押し下げ要因となった。

バークレイズとロイズは、英経済の一段悪化で貸倒引当金が増え るとの見通しを示したことが嫌気され、大幅安となった。ドイツのス ポーツ車メーカー、ポルシェは18%急落。ポルシェの経営権を握る ポルシェ、ピエヒの両家が、同社傘下のフォルクスワーゲン(VW) と統合し、新会社を設立することで合意したことがきっかけ。

一方、ベルギーのビール醸造会社、アンハイザー・ブッシュ・イ ンベブ(ABインベブ)は2.3%高。同社の1-3月期利益がほぼ2 倍となり、アナリスト予想を上回ったことが買いを誘った。

ダウ欧州株価指数は前日比0.8%安の206.29で終了。3月9日 以来の上昇率は依然として31%となっている。

オークツリー・キャピタル・マネジメントのハワード・マークス 会長は、「株式と信用の双方の相場が上昇した期間の長さは驚きだ。 個人的見解では、今回の相場上昇はファンダメンタルズを超えたもの で、この先もっと良い投資機会が訪れるだろう」と語った。

7日の西欧市場では、18市場中9市場で主要株価指数が下落。 欧州中央銀行(ECB)がこの日、政策金利を過去最低となる1%ま で引き下げたことも材料視された。ダウ・ユーロ50種株価指数は前 日比1.3%安、ダウ・欧州50種株価指数は0.9%下げた。

一方、英国のFT100指数はほぼ変わらずだった。イングランド 銀行(英中央銀行)が政策金利を0.5%に据え置き、資産買い取りプ ログラムの規模を500億ポンド拡大し、計1250億ポンドとした。

仏銀ソシエテ・ジェネラルは9.8%下落。同行の1-3月期は、 米金融保証会社(モノライン)関連の評価損と貸倒引当金積み増しが 響き、2億7800万ユーロの赤字となった。ブルームバーグがまとめ たアナリスト予想では3億3200万ユーロの黒字が見込まれていた。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比2.19ポイント(0.1%)高の4398.68。 FTオールシェア指数は1.80ポイント(0.1%)下げ2252.36。

ドイツのDAX指数は76.61ポイント(1.6%)安の4804.10。 HDAX指数は37.34ポイント(1.5%)下げ2408.02。

フランスのCAC40指数は31.99ポイント(1%)低下し

3251.52で終了した。

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