NY外為(6日):ユーロが続落-ECB追加金融緩和見通し(2)

6日のニューヨーク外国為替市場 では、ユーロがドルと円に対して2日続落。欧州中央銀行(ECB) が7日の政策決定会合で、利下げに加え国債購入など非伝統的な手段 も検討するとの観測が広がったことが背景。

ノルウェー・クローネはユーロとドルに対して上昇。ノルウェー 中央銀行が6日、リセッション(景気後退)深刻化を防ぐため政策金 利を0.5ポイント引き下げ、過去最低の1.5%としたことに反応し た。ドルはスウェーデン・クローナに対して下げたほか、対オースト ラリア・ドルでは7カ月ぶり安値を付けた。4月に米企業の雇用削減 ペースが減速したことを示す統計発表を受け、逃避先としてのドルへ の需要が後退した。

UBSの通貨ストラテジスト、ベネディクト・ジャーマニエ氏 (コネティカット州スタンフォード在勤)は、「どちらかと言えば ユーロの売り持ちが得策だろう。景気循環はドルと円にとって有利 になっている」と語った。

ニューヨーク時間午後4時3分現在、ユーロは対円で0.5%安の 1ユーロ=131円2銭(前日は131円73銭)。ユーロは対ドルで1 ユーロ=1.3331ドル(前日は同1.3330ドル)。ドルは対円0.6% 安の1ドル=98円28銭(前日は同98円82銭)。

カナダ・ドルは対ドルで一時0.8%高の1ドル=1.1654カナ ダ・ドルと、昨年11月6日以来の高値を付けた。原油相場が1バレ ル=56ドルを突破したことが手掛かりとなった。原油や金など商品 はカナダの輸出の半分を占める。

MFCグローバル・インベストメント・マネジメントのマネ ー・マネージャー、ジャック・アイル氏は、「市場では商品価格の好 転に大きな注目が集まっている。商品価格に掛かっていた下落バイア スは消えつつある」と指摘した。

カナダ・ドル

シティバンクの通貨ストラテジスト、トッド・エルマー氏(ニュ ーヨーク在勤)およびロンドン在勤のマイケル・ハート氏、同ジム・ マコーミック氏は6日付リポートで、商品価格の上昇を受けてカナダ 産資源に投資資金が流れ込んだと指摘した。

同ストラテジストらはさらに、「今から株式投資などを通じで間 接的なカナダへの投資が急増し始めたとしても不思議はない」と記述 した。

ノルウェー・クローネは対ユーロで0.4%上昇。対ドルでは

0.5%上昇した。同国中銀による1.5%への利下げ実施は、ブルーム バーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値と一致した。

スイス・フランは対ユーロで上げ幅が縮小し、1ユーロ=

1.5087スイス・フラン。一時は同1.5058スイス・フランと今週の 高値まで上昇した。

スイス・フランの見通し

スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のジョーダン理事は6日、 中銀はスイス・フランの上昇を食い止めるため、「断固たる行動」を 取ると語った。スイス・フランの対ユーロ相場は、SNBがスイス・ フラン上昇を抑制するために外貨買い介入を開始した3月12日には 1ユーロ=1.5スイス・フランまで上昇した。

事情に詳しい関係者によると、米連邦準備制度理事会(FRB) が7日公表する予定の米銀大手19行に対するストレステスト(健全 性審査)の最終結果では、約10行が資本増強を求められる可能性が ある。

同関係者らによると、このうち最大額の資本不足を指摘されたの はBOAで、340億ドル(約3兆3400億円)の増資が必要と判断さ れた。シティグループは約50億ドルが必要という。一方、JPモル ガン・チェースは増資の必要はないと認定された。

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