豚インフル、パンデミックに接近-米国で休校、エジプトは豚を処分

米テキサス州フォートワース学区 は、子供1人に豚インフルエンザの感染が確認されたことを受け、144 の公立校(生徒総数8万人)を休校とした。米銀大手シティグループ は従業員1人が感染し、ニューヨークのオフィスビルの消毒作業を実 施した。エジプトでは最大40万頭の豚が処分されている。

世界保健機関(WHO)によると、新型インフルエンザへの感染 が確認されたのは世界でまだ257人だが、数百万人が感染の脅威にさ らされており、企業や政府などは迅速に対応している。感染は11カ 国で報告され、ニューヨークやメキシコ、オーストラリア当局による と、新たに数百人に感染の疑いが出ている。

WHOは29日、6段階ある警戒水準を「フェーズ5」に引き上 げ、世界で1968年以来となるインフルエンザのパンデミック(世界 的な大流行)が近く宣言される可能性を指摘。世界全体に広がりかね ない病気に対する万全の備えを各国に要請した。

米国ではこれまでに11州で感染が確認された。ホワイトハウス は、疑い例を含めると感染は20州に及ぶと説明した。感染が確認さ れたのは少なくとも109人に上り、うち1人が死亡した。またニュー ヨーク市当局は、数百人が感染した疑いがあるとの見方を示している。 米教育省によると、4月30日に休校となった学校は298校。

メキシコ政府当局者によると、同国では豚インフルの感染で159 人が死亡した可能性がある。WHOの認可を受けた検査では、97人の 感染と少なくとも7人の死亡が確認された。

WHOの発表によると、感染が確認されたのは米国、メキシコ、 カナダ、オーストリア、ドイツ、オランダ、スイス、イスラエル、ス ペイン、英国、ニュージーランド。ただ、WHOの集計は各国当局な どの発表よりも遅れる。

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