中国人民元:月間で年初来最大の上昇-世界的リセッション緩和の兆し

今月の中国外国為替取引で、人民 元はドルに対して月間ベースで今年最大の上昇となった。世界的なリセ ッション(景気後退)の度合いが緩和しつつある兆候が見られることか ら、投資家の間でドルや米国債といった安全資産を減らし、新興市場資 産を買い入れる動きが広がった。

人民元は月間ベースで2カ月連続の上昇。一方で、主要6通貨の バスケットに対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指 数は、この2カ月間で4%以上下落した。陳徳銘商務相は今週、4月の 最初の20日間は輸出の減速ペースが鈍化したことを明らかにした。

交銀国際のエコノミスト(北京在勤)、リウ・シウチュウ氏は「今 月の元の上昇は、大半がドル安によるものだ」と指摘。「商務相の発言 は、輸出が安定しつつあることを示しているだけだ。年内の回復を見込 むのは時期尚早だ」と述べた。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元の対 ドル相場は上海時間午後5時半(日本時間同6時半)現在、1ドル=

6.8230元。前日は6.8255元だった。今月は0.16%上昇。3月は

0.09%上げていた。

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